『禁忌の子』Audible感想とレビュー【自分と瓜二つの死体から始まるミステリー】

Audibleレビュー

山口未桜さんの『禁忌の子』は、

第三十四回鮎川哲也賞を受賞し、2025年本屋大賞で第4位に選ばれた医療×本格ミステリーです。

物語は、救急医・武田のもとに、

一体の身元不明の溺死体が運ばれてくるところから始まります。

ところが、その遺体を見た武田は驚きます。

なんと、自分と瓜二つでした😳

「なぜ自分と同じ顔をした人間がいるのか?」

「この男は何者なのか?」

そして、

「なぜ死んだのか?」

謎を追い始めた武田は、旧友で医師の城崎(きのさき)とともに、

自分自身のルーツを調べることになります。

さらに調査を進める中で、今度は別の事件が。

謎が謎を呼ぶ展開に、どんどん引き込まれていきました👌

私はAudibleで聴きましたが、生命倫理を題材にしたミステリーということで、

普段のミステリーとは少し違った面白さがありました🙆‍♂️

しかも、

伏線が少しずつつながっていく展開も気持ちいい作品です。

本屋大賞にランクインした作品を読んでみたい
医療×ミステリーに興味がある
伏線回収が楽しめる小説が好き
自分のルーツをたどるミステリーが読みたい
Audibleで聴けるミステリーを探している

👉そんな方におすすめです。

この記事では、『禁忌の子』をAudibleで聴いた感想や、おすすめできる人、Audibleとの相性についてレビューします👌

※当記事にはアフィリエイト広告が含まれています。紹介している作品は、すべて実際に読了・聴了したうえで率直な感想を掲載しています。

  • 作品名:禁忌の子
  • 著者:山口 未桜(1987年)
  • 発売日:2024年10月11日
  • 出版社:東京創元社
  • Audible版:配信あり
  • 配信日:2026年3月5日
  • 再生時間:11時間33分
  • ナレーター:浅井 晴美
  • 評価:☆4.4
  • Audible聴き放題対象(記事作成時点)
  • 受賞歴:第三十四回鮎川哲也賞、2025年本屋大賞:第4位
  • 個人評価:★★★★☆

※Audibleの配信情報・再生時間・ナレーターは現在のAudible掲載情報をもとにしています。

・物語展開・構成:★★★★★
・登場人物の魅力:★★★☆☆
・読後感・余韻:★★★★★
・Audibleとの相性:★★★☆☆

👉 「自分と瓜二つの死体」という強烈な設定から始まる医療ミステリーでした。

最初から謎が大きいため、

「この死体は一体何なんだ?」

という疑問を抱えたまま、物語を追うことになります。

そして少しずつ明らかになっていく、

武田自身の過去。

医療を題材にしながら、

家族や自分自身のルーツにも関わる物語

になっているところが面白かったです⭕️

主人公は救急医の武田。

ある日、武田のもとに身元不明の溺死体が搬送されてきます。

ところが、その遺体を見た武田は驚愕。

自分と瓜二つの顔をしていたのです。

当然、

「なぜ自分と同じ顔の人間がいるのか?」

という疑問が生まれます。

武田は旧友で医師の城崎とともに、その男の正体を調べ始めます。

しかし、調査を進める中で、今度は事件の鍵を握る人物が密室で死亡。

さらに過去と現在がつながり、

武田自身のルーツへと謎が広がっていきます。

「自分と瓜二つの死体は何者なのか?」

という最初の謎から、

さまざまな謎が連鎖していく構成です。

医療の知識も物語に組み込まれているので、

単純な殺人事件とは違ったミステリーを楽しめました👌

紙で手元に置きたい方はこちら。Audible版もかなり聴きやすかったです👇

「自分と瓜二つの死体」という始まりが強烈

まず、この設定が面白いですよね😳

普通のミステリーなら、

「殺されたのは誰なのか?」

から始まるところですが、

本作では、

「殺された人間が、自分とそっくりだった」

というところから始まります。

これだけで、

「どういうこと?」

となりますよね。

しかも、主人公自身もその理由を知らない。

そのため、

「この人は何者なんだろう?」

「武田とはどういう関係なんだろう?」

と考えながら聴くことになります。

最初の設定だけで物語に引き込む力がかなり強い作品だと思いました👌

医療×ミステリーが面白い

本作の特徴は、

医療と本格ミステリーを組み合わせていること。

主人公が救急医なので、

事件を追う中でも医療に関する知識が登場します。

普段あまり医療ミステリーを読まない私にとっては、

医療関係の情報も新鮮で楽しめました👌

とはいえ、

医療知識がないと楽しめない作品ではありません。

あくまで物語の謎を追うための要素として描かれているので、

ミステリー好きなら十分楽しめると思います🙆‍♂️

伏線が少しずつつながっていく

個人的に良かったのが、

物語の後半で、それまでの出来事がつながっていくところ。

最初は、

「これは何のための話なんだろう?」

と思うような情報もあります。

ところが、物語が進むにつれて、

繋がっていく感覚が気持ちよかったです😁

本作は、

犯人を当てるだけのミステリーというより、

「主人公自身の謎」を追っていくミステリー

という印象でした。

武田と城崎の関係も良かった

もう一つ印象に残ったのが、

武田と旧友・城崎(きのさき)の関係です。

かなりクセのある人物ですが、

武田が一人で謎を追うのではなく、

医師でもある城崎と一緒に調べていくことで、

会話をしながら謎が整理されていきます。

重いテーマを扱っている作品ですが、

2人のやり取りには少しユーモラスな部分もあり、

物語に独特のテンポを作っていました👌

Audibleとの相性

Audible版のナレーターは、

浅井晴美さん。

個人的には、

Audibleとの相性は「まあまあ」でした。

登場人物の会話では関西弁の演技にやや違和感を感じるところがあり、

ここは好みが分かれるかもしれません🤔

私は車通勤の時間を使って比較的聴きやすく楽しめました🚗🎧

再生時間は11時間33分。

長すぎないので、何日かに分けて聴くのにも向いていると思います。

✔ 2025年本屋大賞の作品を読んでみたい
✔ 医療ミステリーが好き
✔ 伏線回収のある小説が好き
✔ 自分のルーツをたどる物語に興味がある
✔ 生命倫理を題材にした作品に興味がある
✔ Audibleでミステリーを楽しみたい

✔ 派手なアクションを楽しみたい
✔ とにかくスピード感のあるミステリーが好き
✔ 医療を題材にした作品が苦手
✔ ながら聴きでも内容をすべて把握したい

本作は、

「謎を追いながら、主人公自身の過去も明らかになっていく」

タイプのミステリーです。

そのため、

派手な展開を次々と楽しむというより、

少しずつ謎がつながっていく過程を楽しめる人におすすめです🙆‍♂️

『禁忌の子』は、

自分と瓜二つの死体との出会いから始まる、医療×本格ミステリー

でした。

最初から、

「なぜ自分と同じ顔の死体が?」

という強烈な謎を提示されるので、

自然と先が気になります。

そして物語が進むにつれて、

事件の謎だけではなく、

主人公・武田自身のルーツ

へと物語が広がっていきます。

謎が解き明かされ、伏線が少しずつつながっていく展開も気持ちよく、

「次はどうなるんだろう?」

と最後まで楽しめました👌

一方で、結末については好みが分かれるかもしれません。

本作は、2025年本屋大賞でも第4位に選ばれている話題作なので、

「本屋大賞の作品を読んでみたい」

という方にもおすすめ。

Audible版は好みが分かれる部分もありますが、

「次の展開が気になる」というミステリーなので、

通勤時間などを利用して聴くのもいいと思います🚗🎧

「医療×ミステリー」「伏線回収」「自分自身のルーツ」

このあたりに興味がある方は、ぜひ聴いてみてください🙆‍♂️

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