ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧 新版』は、
ナチスの強制収容所を生き延びた精神科医が、その体験を心理学的な視点から描いた世界的な名著です。
原著は1947年に刊行され、日本語版の初版は1956年。
現在の「新版」は、1977年の改訂版をもとに池田香代子さんが新たに翻訳したものです。
読書習慣がなかった私でもこのタイトルは知っていました。
「いつか読んでみたい名著」
くらいには思っていたものの、読書習慣のなかった私には縁が遠く……。
そこで今回は、
40代になった今、Audibleで『夜と霧』を聴いてみました。
正直に言うと、
「……難しい😅」
というのが最初の感想です。
強制収容所での体験そのものは少なからず理解できます。
しかし、その体験からフランクルが導き出す、
「人間とは何なのか」
「生きる意味とは何なのか」
「極限状態でも人間に残されているものは何なのか」
といった部分になると、
「なるほど……」
と思いながらも、完全には理解できませんでした。
ただ、
「40代の今だからこそ、考えさせられることも多かった」
のも事実です。
この記事では、『夜と霧 新版』をAudibleで聴いた感想や、印象に残った出来事、
Audibleとの相性についてレビューします👌
※当記事にはアフィリエイト広告が含まれています。紹介している作品は、すべて実際に読了・聴了したうえで率直な感想を掲載しています。
『夜と霧 新版』作品情報
- 作品名:夜と霧 新版
- 著者:ヴィクトール・E・フランクル(1905年3月26日 – 1997年9月2日)
- 発売日:2002年11月5日(旧版日本語版は1956年)
- 出版社:みすず書房
- Audible版:配信あり
- 配信日:2024年2月22日
- 再生時間:5時間
- ナレーター:あんべ あつし
- 評価:☆4.9
- Audible聴き放題対象(記事作成時点)
- 受賞歴:-
- 個人評価:★★★☆☆
※Audibleの配信情報・再生時間・ナレーターは現在のAudible掲載情報をもとにしています。
総合評価|『夜と霧 新版』はこんな作品
・物語展開・構成:★★★★☆
・登場人物の魅力:★★★☆☆
・読後感・余韻:★★☆☆☆
・Audibleとの相性:★★★☆☆
👉 強制収容所での体験を通して、「人間」や「生きる意味」を考えさせられる一冊でした。
ただし、個人的には、
40代の今でも、まだ自分には難しかった……😅
というのが正直なところ。
「すごい本だった」という感覚はあるのですが、
「じゃあ、何がすごかったの?」
と聞かれると、うまく説明できない。
だからこそ、
いつかもう一度読み返したい本
になりました。
『夜と霧 新版』はどんな話?(ネタバレなし)
著者のヴィクトール・E・フランクルは、ウィーン出身の精神科医・心理学者です。
第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所に収容され、
そこから生還した精神科医です🧑⚕️
その体験をもとに本著『夜と霧』を執筆しています✒️
本書では、
「心理学者、強制収容所を体験する」
という言葉のとおり、収容所で起こった出来事を、単なる体験記としてではなく、
心理学的な視点から描いています。
物語は大きく、
- 第一段階「収容」
- 第二段階「収容所生活」
- 第三段階「収容所から解放されて」
という流れで進みます。
アウシュヴィッツ駅に到着し、最初の選別を受ける。
衣服を奪われ、消毒され、
それまで当たり前だった生活を失っていく。
その後も、
飢え、病気、暴力、労働、死への恐怖など、
想像することすら難しい環境が続きます。
それでもフランクルは、
「そんな極限状態に置かれた人間の心は、どう変化していくのか」
を冷静に見つめていきます。

紙で手元に置きたい方はこちら。Audible版もかなり聴きやすかったです👇
『夜と霧 新版』個人レビュー

40代で読んでも「難しい」と感じた
今回、一番書いておきたいのがこれです。
この本、難しかったです😅
もちろん、
「強制収容所で、こんなことが起きていたのか」
という部分は分かります。
むしろ、想像していた以上に過酷でした。
でも、
その体験からフランクルが考える、
「人間の精神」「自由」「生きる意味」「苦しむことの意味」
といった部分になると、
何となく分かるような、
でも分からないような……🤔
本書には「精神の自由」や「生きる意味を問う」といった章があります。
おそらく20代の頃に読んでいたら、
もっと「分からない」で終わっていたと思います。
だから、今の自分には理解しきれなくても、いつかもう一度読みたい。
そんな一冊です👌
「アパシー」という心理状態
本書では、
「感動の消滅(アパシー)」
という言葉が出てきます。
(私は恥ずかしながら、初めて知りました😅)
あまりにも過酷な環境が続くことで、
最初は衝撃を受けていた出来事にも、
次第に感覚が麻痺していく。
これも、
「人間の心は、ここまで変わってしまうのか」
と考えさせられた部分です。
単に、
「収容所でこんな悲惨なことがありました」
という本ではありません。
極限状態に置かれた人間の心理そのものを描いている。
そこが『夜と霧』の特徴なんだと思います🧐
「生きる意味」を考えさせられる
40代になって、
「これから何をしていこう?」
「仕事はあと何年するんだろう?」
「老後はどうしよう?」
なんて考えることも増えました。
そんなタイミングでこのテーマに触れたので、
若い頃よりは少しだけ身近に感じられた気がします。
とはいえ、
まだまだ理解できていない部分のほうが多いです。
今の自分には少し早かったのかもしれませんね🤔
Audibleとの相性
Audible版のナレーターは、
あんべあつしさん。
個人的な評価は、
Audibleとの相性は★★★☆☆です。
派手な演技や感情表現があるタイプではなく、
淡々と読み上げていく感じ。
ただ、それが逆に良かったです🙆♂️
『夜と霧』は内容が重く、
文章そのものをじっくり考えながら読む必要があります。
そのため、
ナレーションが過剰に感情的ではないことで、
内容に集中しやすかったです🎧
一方で、
今回の私は「内容そのものが難しい」と感じたので、
車の運転をしながら聴く「ながら聴き」では、
理解しきれない部分もありました。
一度聴いて全部理解しようとするより、何度か聴き直したほうがいい作品
だと思います🤔

こんな人にオススメ
✔ 世界的な名著を読んでみたい
✔ 第二次世界大戦や強制収容所について考えてみたい
✔ 人間の心理や生きる意味に興味がある
✔ 人生について考えさせられる本を探している
✔ いつか読みたい名著をAudibleで試してみたい
✔ 何度も読み返せる本を探している
こんな人は合わないかも
✔ 気軽に楽しめるエンタメ作品を探している
✔ ナチス関連の話題は避けたい
✔ 明確な答えをすぐに知りたい
✔ 重いテーマの作品が苦手
本作は、
「聴けば人生が変わる」というタイプの本ではない
と思います。
(少なくとも私は、そうとは言えませんでした😅)
「まだ自分には理解できていない」
という感覚が残っています。
だからこそ、
いつかもう一度読み返したい。
そう思える本でした。
まとめ
『夜と霧 新版』は、
強制収容所での体験を通して、人間の心や「生きる意味」を考えさせられる一冊でした。
しかし、まだまだ自分の中で消化しきれていませんでした😨
だから、
個人的な評価は**★★★☆☆**😅
でも、
「面白くなかった」という意味ではありません☝️
むしろ、
今の自分には理解できない部分があるからこそ、いつかもう一度読みたい。
そんな気持ちになりました💪
Audible版は、
あんべあつしさんが淡々と読み上げるスタイルで、
個人的には聴きやすかったです🎧
ただし、
内容が難しいので、
車通勤などの「ながら聴き」だけで一度ですべて理解するのは、なかなか難しいと思います。
私自身も、
「もう少し年齢を重ねてから、もう一度聴いてみたい」
と思っています。
世界的な名著だからといって、
一度読んですべて理解できなくてもいい。
今回『夜と霧』を聴いて、
そんなことも感じました。
いつかリベンジしたい一冊です📖!
私はAudibleで挑戦しましたが、じっくり理解したい方は紙で読むのもよさそうです👇
Audibleで『夜と霧 新版』を聴いてみたい方へ
Amazonのサイトより登録できます。
無料体験期間があるので、まずは無料体験で試してみてください👍
家事や通勤中に少しずつ楽しみたい方にもおすすめです👇
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