原田ひ香さんの『三千円の使いかた』は、
「お金」と「人生」をテーマに、御厨家の3世代の女性たちを描いた家族小説です。
「人は三千円の使いかたで、人生が決まるよ」
という祖母・琴子の言葉から始まる物語。
一見すると、節約や貯金について学べる小説のように思えます。
でも、実際に聴いてみると、描かれていたのは「節約術」だけではありませんでした。
お金をどう使うかを通して、その人がどんな人生を選ぶのか。
そんなことを考えさせられる家族小説でした。
24歳の美帆、29歳の姉・真帆、55歳の母・智子、73歳の祖母・琴子。
それぞれの世代が、
結婚、子育て、仕事、離婚、老後など、
人生の中で直面する「お金の問題」と向き合っていきます。
しかも、
「お金をどう使うか」は、その人がどう生きたいのかにもつながっている。
そんなことを考えさせられる作品でした。
私自身も40代になり、
「老後のお金って大丈夫かな?」
なんて考えることが増えたので、
かなり身近に感じる部分もありました😅
✔ お金や節約をテーマにした小説を読んでみたい
✔ 貯金や家計について考えるきっかけが欲しい
✔ 20代~70代、それぞれの人生を描いた物語が好き
✔ 家族小説・日常系の小説が好き
✔ Audibleで気軽に聴ける作品を探している
👉そんな方におすすめです。
この記事では、『三千円の使いかた』をAudibleで聴いた感想や、おすすめできる人、Audibleとの相性についてレビューします👌
※当記事にはアフィリエイト広告が含まれています。紹介している作品は、すべて実際に読了・聴了したうえで率直な感想を掲載しています。
『三千円の使いかた』作品情報
- 作品名:三千円の使いかた
- 著者:原田ひ香(1970年)
- 発売日:2018年4月18日
- 出版社:中央公論新社
- Audible版:配信あり
- 配信日:2026年4月17日
- 再生時間:8時間48分
- ナレーター:御園 理帆
- 評価:☆4.6
- Audible聴き放題対象(記事作成時点)
- 個人評価:★★★★☆
※Audibleの配信情報・再生時間・ナレーターは現在のAudible掲載情報をもとにしています。
総合評価|『三千円の使いかた』はこんな作品
・物語展開・構成:★★★★☆
・登場人物の魅力:★★★☆☆
・読後感・余韻:★★★★☆
・Audibleとの相性:★★★★☆
👉 お金の使い方を通して、それぞれの人生を考えさせられる家族小説でした🙆♂️
本作は6つの物語から構成されていて、
美帆、琴子、真帆、安生、智子ら、
それぞれの立場から「お金」の問題が描かれていきます💰
「節約しなきゃ」
という話だけではなく、
「何のためにお金を貯めるのか?」
「何にお金を使えば幸せなのか?」
というところまで考えさせてくれる作品でした🙆♂️
『三千円の使いかた』はどんな話?(ネタバレなし)
物語の中心となるのが、御厨(みくりや)家の次女・美帆です。
24歳で会社員として働き、
憧れていた東京での一人暮らしを始めています。
貯金は30万円ほど。
仕事も恋愛も順調で、
一見すると充実した生活を送っています。
そんな美帆が、
ある出来事をきっかけに、
自分のお金の使い方を考え始めます。
一方、姉の真帆は結婚して子どもがいる29歳。
母の智子は55歳。
そして祖母の琴子は73歳。
それぞれが、
まったく違うお金の悩み
を抱えています。
琴子は老後になってからのお金の使いかたを心配し、
真帆は「1,000万円貯める」という目標を立て、
智子は熟年離婚について考えることに。
さらに、美帆の周囲にも、
お金に関するさまざまな問題が起こります。
物語は、
「三千円の使いかた」
「七十三歳のハローワーク」
「目指せ!貯金一千万!」
「費用対効果」
「熟年離婚の経済学」
「節約家の人々」
という6つの話で構成されています。
一つひとつの話は独立しているようで、
登場人物や出来事が少しずつつながっていく、
私好みの展開でした😊

紙で手元に置きたい方はこちら。Audible版もかなり聴きやすかったです👇
『三千円の使いかた』個人レビュー

「三千円」で人生が決まる?
この作品で印象に残るのが、
やっぱり祖母・琴子の言葉です。
「人は三千円の使いかたで、人生が決まる」
最初に聞いたときは、
「いやいや、三千円で人生が決まるって大げさじゃない?😅」
と思いました。
でも、物語を聴いていくと、
だんだんこの言葉の意味が分かってきます。
三千円そのものが重要なのではなく、
少額のお金を何に使うのかという選択の積み重ねが、その人の生活を作っていく。
そういうことなんですよね。
節約することだけが正解ではありません。
自分にとって大切なものには、
ちゃんとお金を使う。
そんな「お金との付き合い方」を考えさせられました🤔
世代によって「お金の悩み」が違う
個人的に面白かったのが、
御厨家の女性たちが、それぞれ違う問題を抱えているところ🤔
24歳の美帆には、
「将来のために、どうやってお金を貯めるか?」
という問題があります。
一方、29歳の真帆には、
結婚や子育てをしながら、
どうやって1,000万円を貯めるのかという問題。
さらに55歳の智子には、
「この先の人生をどうするのか」
という問題が出てきます。
そして73歳の琴子には、
老後のお金や仕事の問題がある。
同じ「お金」の話でも、
年代によって悩みが全然違うんですよね💰
私自身40代なので、智子や琴子の悩みには特に考えさせられる部分がありました。
一方で、美帆や真帆の悩みを聴いていると、
「自分が20代、30代の頃ならどう考えただろう?」
と振り返るきっかけにもなります。
節約=我慢ではないところが良かった
「節約」と聞くと、
食費を削ったり、
欲しいものを我慢したり、
とにかく出費を減らすイメージがありますよね。
でも、本作は少し違います。
「何のために貯めるのか」
が重要なんです😌
特に40代になると、
「老後のために貯めなきゃ」
という気持ちが強くなります😅
でも、
「じゃあ、今は何のためにお金を使うの?」
とも思う。
そのバランスについて、
改めて考えさせられました。
家族だからこそ、お金の考え方が違う
もう一つ面白かったのが、
家族でもお金に対する考え方が違う
というところ。
「もっと貯めたほうがいい」
と思う人もいれば、
「今しかできないことに使いたい」
と思う人もいる。
どちらが正解というわけではありません🧐
それぞれの人生や環境が違うからです。
このあたりが、
単なる「節約ノウハウ本」ではなく、
家族小説として面白いところだと思いました🙆♂️
Audibleとの相性
Audible版のナレーターは、
御園理帆(みそのりほ)さん。
Audibleとの相性はかなり良かったです🎧
ミステリーのように、
「ここを聞き逃したら謎が分からなくなる!」
というタイプの作品ではありません。
6つの物語を順番に楽しめるので、
通勤中や家事をしながらでも比較的聴きやすかったです🚗
また、8時間48分という長さもちょうどよく、
気軽に聴けるAudible作品を探している人にもおすすめです👌

こんな人にオススメ
✔ お金や節約をテーマにした小説が好き
✔ 貯金や家計について考えるきっかけが欲しい
✔ 家族小説が好き
✔ 20代~70代、それぞれの人生を描いた作品を読みたい
✔ 日常に近いテーマの小説を楽しみたい
✔ Audibleで気軽に聴ける作品を探している
こんな人は合わないかも
✔ お金の具体的な投資方法だけを知りたい
✔ 節約術を効率よく学びたい
✔ スピード感のあるミステリーを楽しみたい
✔ 非現実的な世界観の物語が好き
本作は、
「お金のノウハウを学ぶ本」ではありません。
あくまで、
お金に悩みながら生きる人たちを描いた家族小説。
そのため、
具体的な家計管理や投資方法だけを知りたい方には、
少し物足りないかもしれません🤔
一方で、
「お金について考えるきっかけが欲しい」
という方には、
かなりおすすめしたい作品です🙆♂️
まとめ
『三千円の使いかた』は、
「お金」と「人生」をテーマに、3世代の女性たちを描いた家族小説
でした。
最初は節約や貯金について学べる小説だと思っていましたが、実際には、
「何のためにお金を貯め、何に使うのか」
という、自分自身の人生について考えさせられる作品でした。
24歳の美帆、29歳の真帆、55歳の智子、73歳の琴子。
世代によって悩みは違いますが、
どの登場人物にも「お金とどう付き合うか」という共通のテーマがあります。
私自身も40代になり、老後のお金について考える機会が増えたので、
身近に感じる部分が多かったです。
Audible版は8時間48分と比較的聴きやすく、
通勤時間などに少しずつ楽しむのにもおすすめです🚗🎧
「お金の話を、堅苦しくない小説として楽しみたい」
そんな方には、ぜひおすすめしたい一冊です🙆♂️
紙でもAudibleでもおすすめです👇
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家事や通勤中に少しずつ楽しみたい方にもおすすめです👇
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