朝倉かすみさんの『けんぐゎい』をAudibleで聴きました🎧
第175回直木賞を受賞した、江戸時代の女性の人生を描く小説です👩
主人公は、顔に痘痕(あばた)のある女性・ふゆ。
彼女を取り巻く人物たちも強烈で、特に宗三郎と、ふゆの母親が印象に残りました。
宗三郎については、もう、クズっぷりがなかなかです……。
江戸時代を生きる女性の人生を追う展開には惹かれましたが、聴き終えたあとは、理解しきれなかったモヤモヤが残りました🤔
人物の存在感と、作品全体をどう受け止めたか。
私の中では、この二つの評価が分かれた一冊です。
一方、寺田早輪子さんの朗読には臨場感があり、Audibleとの相性は★★★★☆。
今回は、個人評価★★★☆☆にした理由も含めて、結末のネタバレを避けながら紹介します👍
※当記事にはアフィリエイト広告が含まれています。紹介している作品は、すべて実際に読了・聴了したうえで率直な感想を掲載しています。
『けんぐゎい』作品情報
- 作品名:けんぐゎい
- 著者:朝倉かすみ
- 出版社:光文社
- 発売日:2026年4月22日
- Audible配信日:2026年10月2日
- 受賞歴:第175回直木賞
- Audible再生時間:12時間20分
- ナレーター:寺田早輪子
- Audible版:公式作品ページはこちら
- 個人評価:★★★☆☆
※Audibleの配信情報・再生時間・ナレーターは現在のAudible掲載情報をもとにしています。
総合評価|『けんぐゎい』はこんな作品
・物語展開・構成:★★★☆☆
・登場人物の魅力:★★★★☆
・読後感・余韻:★★☆☆☆
・Audibleとの相性:★★★★☆
個人評価:★★★☆☆
👉 江戸時代を生きるふゆの人生と、周囲の人物の強烈さが残る作品でした☝️
人物の言動には引っかかるものが多く、朗読にも臨場感があります。
ただ、作品全体を十分に理解できたかというと、私には難しい部分がありました🤔
登場人物の魅力を★★★★☆にしたのは、好きになれたからというより、存在感の強さからです。
読後感については、その人物たちが残す印象をうまく整理できず、★★☆☆☆にしました😞
『けんぐゎい』はどんな話?(ネタバレなし)
舞台は江戸時代。
主人公のふゆは利発な女性ですが、顔にはひどい痘痕(あばた)があります。
一方、妹のりよは容姿に恵まれています。
幼くして父を亡くした姉妹は、それぞれ働きに出されます。
ふゆは手習師匠の手伝いへ。
りよは船宿での下女奉公へ。
ふゆは師匠の養子・宗三郎から性暴力を受け、妊娠します。
その後、現人神と崇められる女性の医者との出会いをきっかけに、人生が大きく動いていきます。
外見や周囲との関係に左右されながら、ふゆが自分の生に向き合っていく物語です。
※あらすじはAudible公式の作品紹介をもとにしています。本作には性暴力などの描写が含まれます。

紙や電子書籍で読みたい方はこちら👇
私はAudible版で聴きましたが、作品の雰囲気に合った朗読で、楽しめました😀
『けんぐゎい』個人レビュー

江戸時代の女性の人生を追う展開には惹かれた
私がまず興味を持ったのは、江戸時代の女性の人生を描いているところです☝️
ふゆには、ふゆ自身の能力や感覚があります。
それでも、どこで働くか、誰と関わるかによって、その後の人生が大きく変わっていきます。
外見の違う妹・りよとの対比もあり、同じ家に生まれた姉妹でも、周囲からの扱われ方は同じではありません。
ふゆ一人の気持ちだけではどうにもならないことが、人生に入り込んでくる。
そうした展開には、物語を追う面白さがありました。
ただ、その人生を最後まで追ったことと、作品全体を理解できたことは、私には別でした🤔
宗三郎のクズっぷりが、かなり印象に残った
人物で真っ先に挙げたくなるのは、宗三郎です。
この人のクズっぷりは、かなり記憶に残りました😅
ふゆへの仕打ちは、簡単に流せるものではありません。
好きになれる人物ではないのですが、物語の中での存在感は強いです。
登場人物の魅力を★★★★☆にしていますが、宗三郎に関しては「魅力」という言葉が少し合わないかもしれません😅
好感よりも、嫌な人物として印象を残す強さ。
そういう意味で、評価に含めています。
ふゆの母親も印象に残った
宗三郎だけでなく、ふゆの母親も印象に残りました。
聴き終わって思い返すのは、主人公のふゆだけではありません。
周囲にもクセのある人物が多く、登場人物の印象が強く残る作品でした。
理解しきれないまま終わったモヤモヤが大きかった
ここは、私自身の読後感です☝️
人物の印象は残っていますし、江戸時代の女性の人生を描く展開にも惹かれました。
ただ、聴き終わって、
「この物語を、自分はどこまで理解できたんだろう?」
という感覚がありました🤔
余韻を楽しんでいるというより、まだ自分の中で整理がついていない。
私には、そのモヤモヤの方が強かったです😅
直木賞受賞作だからといって、自分もすべて理解できるわけではありません。
今回は、無理に意味を見つけて感想をまとめるより、十分には理解できなかったと書く方が、聴き終えた感覚に近いです。
読後感・余韻を★★☆☆☆にしたのは、そのためです。
Audibleとの相性|感情のこもった朗読に臨場感があった
Audible版のナレーターは、寺田早輪子さんです。
朗読には感情が込められていて、私には臨場感がありました🎧😌
人物の言葉を声で聴くことで、文章の内容に加えて、場面の感情も伝わってくる。
宗三郎やふゆの母親など、周囲の人物が強く印象に残ったことには、朗読の力もあったのかもしれません。
一方で、感情表現の強い朗読を好まない方には、少し合わない可能性もあります。
淡々と読んでもらい、自分の中で人物の感情を組み立てたい方とは、好みが分かれそうです🧐
私はこの臨場感を楽しめたので、Audibleとの相性は★★★★☆にしました。
物語を理解しきれなかったことと、朗読を楽しめたことは、分けて評価しています。

こんな人にオススメ
✔ 江戸時代の女性の人生を描いた小説を聴きたい
✔ 主人公だけでなく、周囲の人物にも存在感のある作品が好き
✔ 好きになれない人物の言動も含めて物語を読みたい
✔ 第175回直木賞受賞作に触れてみたい
✔ 感情のこもった朗読で、場面の臨場感を味わいたい
特に、人物の好感度よりも、その人が物語に何をもたらすかを楽しむ方には、印象に残る人物が多いと思います。
こんな人は合わないかも
✔ 性暴力や、女性が苦しい状況に置かれる描写を避けたい
✔ 聴き終わったあとに、気持ちよく納得したい
✔ 共感できる登場人物を中心に物語を楽しみたい
✔ 感情表現を抑えた、落ち着いた朗読を好む
明るい気分転換の一冊を探しているときには、別の作品を選んでもよいと思います。
まとめ|人物の印象と、作品への納得は別だった
『けんぐゎい』の個人評価は、★★★☆☆です。
江戸時代を生きるふゆの人生。
宗三郎のクズっぷりや、母親をはじめとする周囲の人物。
そして、寺田早輪子さんの臨場感のある朗読。
耳に残るものはありましたが、それらを一つの物語として、自分の中で十分に整理するところまではいきませんでした。
人物の存在感を重視する方には、試してみてほしい一冊です。
私のように、聴き終えても簡単には感想がまとまらないこともあるかもしれません。
紙や電子書籍で読みたい方は、こちらで確認できます👇
Audibleで『けんぐゎい』を聴いてみたい方へ
私は車通勤などの時間を使って、Audibleで読書を楽しんでいます🎧
本を開く時間がなかなか取れない方は、耳で聴く方法も試してみてください👂
Audible版の再生時間は12時間20分です。
通常速度で1日30分ずつ聴くなら、約25日が目安になります。
寺田早輪子さんの朗読には感情表現があるので、まずはサンプルで、声や語り方との相性を確かめてみてください🎧
▶ 『けんぐゎい』の詳細・朗読サンプルをAudibleで確認する
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