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実際にAudibleを利用した体験をもとに、正直な感想をまとめています。
Audibleでは毎年さまざまな作品が話題になっていますが、
「結局どれから聴けばいいの?」と迷ってしまう人も多いと思います。
この記事では、Audible公式で紹介されている2025年の人気作品を参考にしつつ、
私が実際に聴いてみて「これはよかった」「初心者にも勧めやすい」と感じた作品を、個人的な視点で10冊選びました。
- 初めてAudibleを使う人
- 小説を中心に楽しみたい人
- ハズレを引きたくない人
そんな方に向けて、聴きやすさ・内容・ナレーションを重視して紹介しています。
どれも「通勤中や家事中でも無理なく聴けた作品」ばかりなので、
次に聴く1冊を探している方の参考になれば嬉しいです。
- 個人的ベスト10
- 【第十位】コンビニ人間|村田 沙耶香(ナレーター:大久保 佳代子)
- 【第九位】傲慢と善良|辻村 深月(ナレーター:雨宮 天, 松岡 禎丞)
- 【第八位】爆弾|呉 勝浩(ナレーター:星 祐樹, 品田 美穂)
- 【第七位】連続殺人鬼カエル男|中山 七里(ナレーター:藤田 幹彦, 前迫 愛朱佳)
- 【第六位】婚活マエストロ|宮島 未奈(ナレーター:吉野 貴大)
- 【第五位】成瀬は天下を取りにいく|宮島 未奈(ナレーター:鳴瀬 まみ)
- 【第四位】地面師たち|新庄 耕(ナレーター:河西 健吾, 速水 奨, 他)
- 【第三位】アルプス席の母|早見 和真(ナレーター:河井 春香)
- 【第二位】カフネ|阿部 暁子(ナレーター:岸本 百恵)
- 【第一位】国宝|吉田 修一(ナレーター:尾上 菊之助)
- まとめ
- Audible登録リンク・利用案内
個人的ベスト10
【第十位】コンビニ人間|村田 沙耶香(ナレーター:大久保 佳代子)
あらすじ
36歳の古倉恵子がコンビニエンスストア「スマイルマート」でのアルバイト生活を18年続けている物語です。
幼い頃から「周囲と少し違う」と感じていた恵子は、周囲の親や友人が「普通」の人生を求めるにつれ、恵子の価値観は社会の常識とぶつかっていきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版は大久保佳代子さんの語りが、古倉恵子の淡々とした思考ととても相性が良いと感じました。
感情を込めすぎない読み方なので、恵子がコンビニのマニュアルや決まりごとを「正しいもの」として受け入れている感覚が自然に伝わってきます。
Audibleで聴くと、恵子の言葉や考え方が頭の中に染み込んでくるので、登場人物の価値観への共感や違和感が鮮明になった印象を受けました。
“普通”とは何なのかを問いかけられるような一冊です。
【第九位】傲慢と善良|辻村 深月(ナレーター:雨宮 天, 松岡 禎丞)
あらすじ
婚約者の坂庭真実が突如姿を消したことで、恋人の西澤架は真実の過去と向き合うため、彼女の地元を訪れます。
そこで真実と関わりのある人々の言葉や行動を通して、“傲慢さ”と“善良さ”という表裏一体の感情が浮かび上がっていきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版は有名声優の雨宮天さんと松岡禎丞さんによる朗読で、登場人物の心の機微が丁寧に表現されていました。
真実の過去を知る人々との会話が進むにつれて、表向きの優しさや善意が、実はどこか傲慢さをはらんでいることに気づかされる場面が何度もありました。
辻村深月さんらしい、人間の心の奥深くを探るヒューマンミステリーです。
【第八位】爆弾|呉 勝浩(ナレーター:星 祐樹, 品田 美穂)
あらすじ
東京の警察署に、とぼけた風体の中年男・スズキタゴサクが軽微な傷害事件で連行されます。
取調べ中、彼は突然「十時に秋葉原で爆発がある」と予言し、その直後に廃ビルが本当に爆発してしまいます。
警察は真偽の不明な予告に翻弄されながら、次々と起こる爆発を阻止しようと奔走します。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版では、星祐樹さんと品田美穂さんの朗読がそれぞれの登場人物の感情や緊迫感をうまく表現しており、事件そのものの恐怖と心理戦を耳からしっかり感じられました。
スズキタゴサクとの心理戦や、警視庁の捜査員たちが混乱しながらも推理を積み上げていく過程も、声の演じ分けによって情報が整理しやすく、内容が頭に入りやすいと感じました。
ミステリ好き・サスペンス好きの人なら、間違いなく楽しめる一冊です。
個別レビュー記事はこちらから。

【第七位】連続殺人鬼カエル男|中山 七里(ナレーター:藤田 幹彦, 前迫 愛朱佳)
あらすじ
この作品は、凄惨な猟奇連続殺人事件を巡るミステリーです。
犯行現場には幼児のような稚拙な犯行声明文が残され、「カエル男」と呼ばれる連続殺人鬼が世間を震撼させています。
残忍な手口を見せる「カエル男」の正体と、その狙いを追う警察の物語が展開します。
実際に聴いた上で印象に残った点
特に印象に残ったのは、想像以上のグロテスクさでした。
文章だけでも異様ですが、Audibleで聴くと、その稚拙さと残虐な行為との落差がより強く感じられ、背中がじわっと冷える感覚がありました。
単なる猟奇事件ではなく、過去の裁判や精神鑑定の結果が現在の事件につながっていく構成は、中山七里作品らしい切れ味だと感じます。
グロテスクなものが苦手な方は控えた方がいいかもしれません・・・
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【第六位】婚活マエストロ|宮島 未奈(ナレーター:吉野 貴大)
あらすじ
恋愛や結婚に関するさまざまな現実を、「婚活」というテーマを通して丁寧に描いた一冊です。
主人公や周囲の人々が、出会い・別れ・価値観のズレ・期待と挫折―といった実体験にも近い出来事を通して、自分らしい幸せを模索していく姿が描かれています。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版では、ナレーターの吉野貴大さんが登場人物の個性を声でうまく表現しており、とくに鏡原奈緒子の落ち着いた鋭さを男性という違和感なく演じています。
物語はユーモアとリアリティが両立しており、婚活パーティーやシニア向けイベント、婚活バスツアーといった多彩なシーンが次々と展開されます。
日常系の軽やかな展開が好きな方や、婚活の現場に興味がある人には親しみやすい1冊です。
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【第五位】成瀬は天下を取りにいく|宮島 未奈(ナレーター:鳴瀬 まみ)
あらすじ
滋賀県大津市を舞台に、中学2年の成瀬あかりの“ぶっとんだ日常”を描いた青春小説です。
本屋大賞を受賞し話題になったこの作品は、コロナ禍の2020年夏、閉店間近の地元百貨店「西武大津店」へ毎日通うと決めたあかりが、周囲の予想をはるかに超える行動を次々と繰り出していく物語です。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版では、鳴瀬まみさんの朗読が作品のユニークさを上手に引き出していました。
あかりの行動の突飛さや、そこに込められた真摯さが声の節回しや間の取り方で丁寧に表現されており、音声だけでも人物の個性がしっかり伝わります。
成瀬のキャラクターももちろんですが、成瀬に振り回される島崎などの周囲の人物も良い味を出しています。
ちょっと変わっているけれど、誰もがどこかで憧れる“自分らしさ”を貫く力を感じられる作品でした。
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【第四位】地面師たち|新庄 耕(ナレーター:河西 健吾, 速水 奨, 他)
あらすじ
不動産取引の裏側で暗躍する詐欺集団、いわゆる「地面師」たちの犯行を描いたクライム小説です。
実在の事件を下敷きに、土地の所有者になりすまし、巨額の金をだまし取るまでの緻密な手口が描かれていきます。
主人公を中心に、司法書士、ブローカー、実行役など、それぞれが役割を担いながら一つの“仕事”を進めていく過程は、読み進めるほどに緊張感を増していきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audibleで聴いて特に印象に残ったのは、豪華な声優人の見事な演出でした。
複数人が登場する会話シーンでも混乱することがありませんでした。
書類確認や契約の場面など、その緊張感が耳から感じられるのはAudibleの大きいメリットと感じました。
特に、「速水奨さん」が演じるハリソン山中の邪悪さは本当に見事でした。
紳士的な態度と変態的、そして残忍な振る舞いを見事に演じています。
現実に起こり得る犯罪の手触りを重視した作品で、聴き終えたあとに不動産取引を見る目が少し変わる一冊でした。
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【第三位】アルプス席の母|早見 和真(ナレーター:河井 春香)
あらすじ
神奈川県で看護師として働く秋山菜々子の一人息子の航太郎は、多くの高校から声がかかる中、敢えて大阪の新興校「希望学園」を選びます。
息子の決意を受け、菜々子は生活の拠点を移すことを決めます。
新しい土地での暮らし、厳しい父母会の慣習、そして思いがけない困難に直面しながらも、親子は互いの夢と絆を確かめ合いながら前へ進んでいきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
Audible版『アルプス席の母』は、菜々子の心情に寄り添うような朗読でした。
大阪という土地に移り住む不安や、息子・航太郎への期待と心配が、ナレーションを通して静かに伝わってきます。
再生時間は約11時間49分ほどと比較的聴きやすい長さで、通勤や家事の合間でも無理なく楽しめました。
特に試合や父母会のシーンは、登場人物の緊張感や地域の空気感がしっかり耳に残ります。
母親の視点で綴る高校野球の物語であり、親子の愛情と葛藤を丁寧に描いた一冊です。
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【第二位】カフネ|阿部 暁子(ナレーター:岸本 百恵)
あらすじ
大切な弟を突然失った法務局勤務の野宮薫子は、弟が遺した遺言書をきっかけに、弟の元恋人・小野寺せつなと出会います。
せつなが勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝う中で、ふたりは食べることや日常を通じて距離を縮めていきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
『カフネ』は、2025年の本屋大賞大賞を受賞した作品で、Audibleでも注目度の高い一冊です。
特に印象に残ったのは、せつなの作る食事の描写です。
人が食べることの意味や、手をかけて誰かの生活を整えていくという行為が、言葉以上に耳に優しく伝わってきて、聴き終えたあとにじんわりと温かさが残る作品でした。
約10時間31分と比較的聴きやすい長さでした。
Audible版では 岸本百恵さんの朗読 が、物語の持つ温かさと繊細さにとても合っていました。
朗読は決して派手な演技ではなく、静かに寄り添うようなトーンで、薫子やせつなの心の揺れが耳から自然に入ってきます。
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【第一位】国宝|吉田 修一(ナレーター:尾上 菊之助)
あらすじ
物語は1964年の元旦、長崎の料亭を舞台に始まり、極道の家に生まれながらも歌舞伎という伝統芸能の道を選んだ主人公・立花喜久雄の人生が描かれます。
美貌と生来の才能を頼りに、喜久雄は舞台・映画・テレビと時代の変遷を駆け抜け、幾多の歓喜と挫折を味わっていきます。
実際に聴いた上で印象に残った点
2025年のAudibleでBest of the Yearにも選出された『国宝』は、映画化されるほどの人気作ですが、聴いてみて納得の一冊でした。
上下巻あわせて20時間を超える長編ですが、尾上菊之助さんのナレーションによりひたすら惹き込まれ、飽きることは一切ありませんでした。
特に、歌舞伎の演目を演じるシーンでは本業の力を遺憾無く発揮しています。
また、ストーリーについても喜久雄と俊介が同じ舞台に立ちながら、少しずつ距離が開いていく流れや、名跡・血筋・才能といった重たいテーマが、見事に表現されていました。
聴き終えたあともしばらく、喜久雄の姿が頭から離れませんでした。
文句なしで2025年の第一位となる作品と感じました。
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まとめ
今回は、実際にAudibleで聴いて強く印象に残った作品を、ランキング形式でまとめました。
改めて振り返ってみると、物語そのものの面白さはもちろんですが、それだけではなく、ナレーターの声や演技が作品体験を大きく左右するということを実感しました。
個人的第一位とした『国宝』のように、語り手そのものが物語の世界と直結している作品もあれば、『アルプス席の母』や『カフネ』のように、声を通して登場人物の息遣いやぬくもりが伝わってくる作品もありました。
また、『地面師たち』『爆弾』といった緊張感の高い作品は、音声だからこそ没入感が増しますし、『コンビニ人間』のように淡々とした語りが逆に刺さる作品もあります。
ランキングの順位はつけていますが、今の気分や聴くタイミングによって刺さる作品が変わるのがAudibleの面白さだと感じます。
本記事が、次に何を聴こうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
気になる作品があれば、ぜひ“耳で読む体験”を試してみてください。
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基本的に無料体験期間があるので、まずはお試しだけでもオススメします。
家事や自動車通勤など、手は空いていないけど耳は空いている時間がある方は、その時間を有効活用できるようになりますよ!
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