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実際にAudibleを利用した体験をもとに、正直な感想をまとめています。
凄惨な猟奇事件で話題を呼んだ『連続殺人鬼カエル男』。
その“後日談”として描かれるのが、『連続殺人鬼カエル男ふたたび』です。
事件から10か月後、関係者のまわりで再び起こる不可解な出来事。
これは模倣犯なのか、それともあの人物が・・・?
今回も埼玉県警の渡瀬・古手川コンビが、再び不穏な闇に踏み込んでいきます。
Audible版は、今回も捜査パートや、ちょっと後退りしてしまうような猟奇的な事件の恐怖を淡々と語られ、緊張感が途切れません。
前作を聴いて惹き込まれた人は、今回も同じく惹き込まれること間違いなしです。
今回は、前作同様、最後の1秒まで衝撃的な展開が続く本作について、レビューを通してお伝えします。
(ネタバレは無いよう配慮していますが、話の中身に触れる点はありますのでご了承ください。)
また、より物語を楽しむためには、前作『連続殺人鬼カエル男』を先に聴く(読む)ことをお勧めします。
よければ前作についてのレビュー記事も覗いてみてください。

中山 七里『連続殺人鬼カエル男ふたたび』 作品概要
発売情報・受賞歴
著者:中山 七里(1961年12月16日生まれ)
発売日:2019年4月4日
出版社:宝島社
受賞歴:ー
あらすじ
凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇殺人事件」。
十ヵ月後、事件を担当した精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの犯行声明文が見つかる。
カエル男の報復に、渡瀬&古手川の刑事コンビもふたたび動き出す。
さらにカエル男の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
※Audible 連続殺人鬼カエル男ふたたび あらすじより引用

Audible版『連続殺人鬼カエル男ふたたび』の概要
配信日:2025年12月5日
ナレーター:藤田 幹彦、前迫 愛朱佳
再生時間:11時間2分
評価:☆4.6 244件の評価
▶ Audible公式ページで作品詳細を確認
『連続殺人鬼カエル男ふたたび』個人レビュー(星評価付き)

物語展開・構成の評価
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
前作「カエル男」事件が終わった“10ヶ月”を描く構成がまず良い点でした。
まだ、とも、もう、とも取れる期間に前作の人物はどのように過ごしていたのかを想像膨らませながら聴くことができました。
新たな猟奇殺人事件が、完全な模倣犯なのか、それとも別の意図を持った犯行なのか、そこに対して渡瀬が「前と同じ匂いがする」と違和感を覚え、古手川が冷静に事実を積み上げていく過程が、飽きさせない展開となっていました。
前作ほどの派手さはないですが、続編としてはかなり完成度が高いと感じました。
感情の揺さぶりと読後の印象
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今回もグロテスクな殺人の描写、そして暴力シーンが満載です。
そこがこの「カエル男シリーズ」の風物詩ではありますが、前作同様、合わない人もおられるレベルになっています。
小手川さん、毎度大変・・・。
そして、今回も“正義” “精神疾患” “刑法第39条”といったテーマに重きが置かれており、聴く人にもこれらのテーマについて考えさせるような展開になっています。
自分が被害者家族の立場だったら、と考えると、改めてこのテーマの重さがわかってきました。
登場人物の魅力
⭐️⭐️⭐️☆☆
渡瀬のぶっきらぼうだけど芯のある感じ、古手川の人間味、今回もそのバランスが相変わらず良く描かれていました。
探偵役とも取れる渡瀬の知識の深さには今回もうなされました。
そして今回も印象に残るのは“カエル男”。
その正体がわからない状態であるため、各登場人物たちに対して「もしかしてこの人が?」と疑いながら聴き進めていく体験は本作ならではかと思います。
物語の中核になるのは前回からの登場人物なので、そういう点では新鮮味は少ないかもしれません。
ナレーターの演技・声の印象
⭐️⭐️⭐️⭐️☆
メインナレーターの藤田 幹彦さんは安定した淡々とした語り口で、今回も事件の冷酷さや静かな恐怖を際立たせています。
個人的には御前崎教授の声が「大塚芳忠さん」の声に似ていると感じて結構好きだったのですが、そう思っているのはおそらく私だけはないはず笑
もう1人のナレーターの前迫 愛朱佳さんについては、今回は結構出番がありました。
女性の声を担当されていますが、やはり女性ならではの安定感が感じられ、前作よりも聴きやすかったです。

総評
こんな方にオススメします
- 前作『連続殺人鬼カエル男』を読んで(聴いて)いて、「あの事件の後が気になっていた人」
- 犯人当てもだけど、人の心の歪みや後味の悪さを描くミステリが好きな人
- 暴力的なシーンが苦手ではない方
こんな方は合わないかも?
- 前作未読で、事件の背景説明を丁寧に追いたい人
- グロ描写や精神的に重い展開が苦手な人
『連続殺人鬼カエル男ふたたび』は、もう終わったはずの事件が、別の形で人を縛り続ける物語でした。
怖いのは犯人そのものより、悪意が被害者の人生に残す影響が伝染していくことなんだと思わされました。
次巻として「完結編」があります。
Audibleでの配信は2026年3月予定のため、カエル男の物語のラストを楽しみに待ちたいと思います。
今回も、最後に改めての注意ですが、「暴力的なシーン・グロテスクな表現が苦手な方」は本作に触れるのはよく考えてからにしてください・・・🐸

おまけ:連続殺人鬼カエル男シリーズ
連続殺人鬼カエル男 完結編
発売日:2024年11月8日
「心神喪失者の行為は罰しない」
刑法第39条vs連続殺人鬼
救うべきは誰か。
凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。
事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった--。
その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。
遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。
捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。
これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。

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